LPC1114F302表面実装の巻
こんにちは。フィリップスです。
今日は妙にやる気があるので、記事を書いていこうと思います。
本日は何を書くかというと、私が一年生の時最も苦労したマイコンの表面実装です。
まず過去に私が殺してきたマイコンたちをご覧ください。
10個はありますね。(白目)
再度確認したところ、表面実装で殺したのは8つありますね。
そう。
それだけ表面実装は難しいのです!(>_<)
まずこのマイコン(cortex-M0)のピンのピッチですが、0.5mmビッチなんですよ。
本当は表面実装済みのマイコンを買いたいのです。しかし、もう型番が古いのか実装済みのマイコンがaitendoで売られてないのです。
ましてマイコンを変更する余裕もなかったので、表面実装するしかない方法がありませんでした。
これらのマイコンはホットプレートで付けました。
仕組みは基板を熱で温めて、基板上にあらかじめ塗っておいたハンダにマイコンの足が降りてくるイメージです。
しかしこの方法だとマイコンのピッチに合うように基板の上に乗せるのですが、一度始めると修正できないのです!
つまり表面実装が出来るかできないかはギャンブルです!
そして成功する確率が異常に低い。
これを手半田で実装するには4年のSMZK氏くらいの変態にしかできません。(変態は誉め言葉です)
そこで初心者でも比較的簡単に付ける方法を今回しっかり紹介しようと思います。
表面実装の仕方
必要なもの
まず用意するものを紹介します。
・実体顕微鏡
・温度調節型半田こて
・精密ピンセット
・フラックス
・洗浄液
以上になります。(^ω^)
ん・・・・?
そんなの持ってるわけないって?
オエーー!!!! ___
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/ ト、/。⌒ヽ。
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安心してください!
あなたがW大学生なら61号館1階ものづくり工房にいらしてください。
ものづくり工房にはこれらの工具一式すべてそろっています。
工具の使い方を指導していただける職員さんもいるので、困ったらアドバイスを頂けます。
表面実装したいけど、どうすればいいか分からない方は必ず訪れてください。
さー、あなたも表面実装を初めよう!(工房の回し者ではありません)
ここからは、それらの環境を調達できる。またはもっている方に向けた記事になります。
手順
環境導入
・実体顕微鏡の準備をする。
・半田こてを320度に設定する。
・基板を台に乗せ、ピントを合わせる。
実装
・マイコンの位置と基板を合わせる。
マイコンの左上と基板のに〇印があるので、それを基準にピンセットで合わせる。
・マイコンの一か所を手ハンダで付けて、マイコンを基板に固定する。
この時マイコンを空いている手で軽く押さえて付ければズレない。
・基板とマイコンの足にフラックスを塗る。
・半田こての先の平の部分の面積半分くらいをハンダで濡らす。
・顕微鏡を覗きながら、基板とマイコンの足の間をこてで触れる。するとフラックスがハンダをはじいてくれて、きれいにハンダが着く。
・4辺すべてにハンダを盛る。
・完成したら洗浄液でフラックスを洗う。
以上の手順で表面実装に成功したら、あなたは実装マンの称号を得るでしょう。