フィリップス解脱紀行 ヨーロッパ周遊編
こんにちは。解脱を目指して日々努力(四苦八苦)しているフィリップスです。
2018年度3月27日から4月3日の6泊8日でヨーロッパ周遊に行ってきました。
今回の解脱紀行の目的は、ヨーロッパにある国を周遊するのではなく、民族の文化の違いを体感することです。
※以下、個人的意見なので興味がなければ飛ばしてください。今後意見が変化する可能性があり、確定した主張ではないことを先に述べておきます。
持論
個人的に民族の違いは言語の違いによって生まれると思っています。環境の違いという異なる前提によってできる定義は異なり、それが重なることで異なる文化を形成していると思っています。その中で最も最初に形成される文化は言語だと思っています。ヨーロッパの言語はインド=ヨーロッパ語族に属します。現在197ヵ国中、100ヵ国以上がインド=ヨーロッパ語族に属します。下の地図がインド=ヨーロッパ語族に分類される国々です。北米、南米が抜けていますが・・・
私たちの思考は言語によって形成されます。人は両親の話す言葉を模倣して母国語を形成し、多くのメディアを介して抽象的思考を獲得していきます。
近年の情報社会によって私たちの抽象的思考が進んだと思います。
言語はその国の国民の「国民性」を形成します。
しかし、それらの多くのメディアは自国語によって書されているため、その国でしか通用しない思考を形成してしまいます。偏った見方をしてしまい、異なるものを排斥するようになります。最近の世界のナショナリズム運動はこの影響によって引き起こされていると感じています。逆に、アラブの春は閉鎖的だったアラブ諸国にインターネットを介して外の世界を知るようになったからだと思います。
このような変化激しい時代に、異なる思考を持つ人々の思考を取り入れていくことは重要だと感じ、ヨーロッパ諸国の違いを吟味しに行きました。
訪問国
ヨーロッパにいる民族は大まかに3つあります。
ゲルマン民族
戦後日本と最も交流が盛んな民族(本来はローマの北部に住む「部族」を呼ぶ名で、厳密にはゲルマン民族やゲルマン人と呼ぶのは短絡的である)。
西欧文明といわれる国々を形成しているのは主にこの民族です。起源は北欧のバイキング。ローマ帝国の衰退後、中世に起きた民族の大移動によって南下しました。近代以降は急速に勢力を拡大し、現代は先進国として君臨している。宗教はプロテスタント。
該当国家:イギリス、オランダ、北フランス、ベルギー、ノルウェー、スウェーデン、ドイツ 等
ラテン民族
ギリシャやローマといった超古代文明が存在した国家。西洋人にとって故郷のような土地で、カトリックの聖地があったりと日々多くの旅行客が訪れる。ゲルマン諸国と比べ、平均所得が低い。おおらかなイメージな国家だが、実際は真面目な人が多い。
該当国家:イタリア、スペイン、ポルトガル、クロアチア、ギリシャ 等
スラヴ民族
クリル文字を使い、東方正教を信仰する国家。内陸に国家を持つので乾燥している。土地もやせた国が多く、西欧と比べると貧しい。古代はローマ帝国の奴隷の獲得地として、中世は異民族の侵略に侵略、近代は共産圏と変化の激しい地域だ。女性はスカーフを頭に巻いている。
該当国家:ロシア、ポーランド、バルト三国、チェコ、スロバキア、セルビア、ルーマニア 等
また、大まかな民族に含まれない少数派の国家もあります。
マジャル人
オーストリアの隣国マンガリー国家に住んでいます。首都ブタペスト中心をドナウ川が縦断し、ヨーロッパの中心として中世は栄えていました。騎馬民族であるフン族に支配されたり、ホロコースト、共産圏時代を経験しています。アジアとの関係が歴史上多く、ユニークな民族だと訪れて思いました。ほかの東欧諸国と比べ肥沃な土地で、農業国です。
該当国家:ハンガリー
フィン人
北欧のうちの一つ、フィンランド国家に住んでいます。人口500万に前後の国家で、ロシアから独立した国家です。言語はウラル語族で日本と文法が似ています。
該当国家:フィンランド
予定ではスラヴ人国家(セルビアかルーマニア)にも訪れたかったのですが、時間の都合上寄ることが出来ませんでした。ドイツの駅でスラヴ人家族と話せたので、交流したことにしてください。
ただ国ごとの滞在時間があまりにも短く、人々の細かい違いを感じ取ることはできませんでした。訪れた先も国の中心で洗礼されているため、あまり本質を見れなかったと思っています。
一日目 オランダ・イタリア
日本からKLMオランダ航空で経由地オランダに向かう。
正直12時間のフライトは疲れる。
空港の外には出てないのでオランダがどんななのか語れない。
写真も撮ってない。乗り継ぎ時間は1時間だった。
その後アリタリア航空で3時間かけてローマに到着。
空港から市内のテルミニ駅まで15分。
まず最初に食べたのがカルボナーラ。
本場のカルボナーラを食べたが、そこまでの感動はなかった。
こちらはザナルカンドローマに訪れた時です。
サンタンジェロ古城
トレビの泉
スペイン広場
かつてローマ帝国の首都があっただけに、遺跡が街の至る所に残っています。
遺跡を見ながら古代の文化を体感した。ただただ観光を楽しんだだけで学ぶものはなかった
道端の客引きはどうやら日本人、中国人、韓国人の区別ができるようだ。観光地の商売人は目利きが良い。
見どころはまだまだありますが、バチカン市国に向かいました。
国とは言えないサイズ。ただの広場だけどカトリック教徒にとっては大事な場所。
バチカンに入るには荷物以外はパスポートも何も見られずにそのまま入れた。
沢山の人がいたので検問のお兄さんたちの顔が死んでた。
行った日が水曜日だったのでローマ教皇に会えました!500mは離れてたけど
毎週水曜日と日曜日にローマ教皇の謁見日があり、何の予習せずにたまたま居合わせました。運がいい
広場中心にはカトリック教徒だけしか入れなく、入り口では厳重な手荷物検査がありました。
滞在時間は15分くらい。正直( ´_ゝ`)フーンで終わり
バチカンでお土産を買って、そのままテルミニ駅に戻った。
昼食はテルミニ駅周辺のハラル料理屋で食べた。香辛料が効いてておいしかった。
時間が来たので次の都市、モデナへ向かった。
モデナはフェラーリ誕生地。個人的には高級車よりもフォーミュラカーに興味があって行った。
モデナまでのローカル線は落書きだらけだったが、温かみのある車内だった。写真を取り忘れたことを後悔している。
モデナは昔ながらのイタリアが残っている雰囲気が合って居心地がよかった。ここは町の中に大学があるので若い人が多く、夕方になったら多くの人がバールに集まって明るいうちからお酒を飲んでいた。
フェラーリの旧工場
フェラーリの現工場
そしてフォーミュラ
そしてモデナからミラノに向かった。
南のイタリアと変わってラテンの雰囲気が抜けた。
北イタリアはドイツの領土だった時代があるのでこれで納得した。
トラム
何気ない街角
小休憩
見てもらえばわかる通り大都市です。途中バールでカプチーノを頼んだが、非常に量が少なく味が濃かった。
そしてミラノを去った。
二日目 イギリス
食べ物に味がなかった。
V2ロケット
トラムの上で観光
ビッグベンは改装中
以上
三日目 ドイツ
ドイツーフランクフルトへやってきた。
フランクフルト中央駅
うん( ^ω^)・・・
都会的だね( ^ω^)・・・
以上
特に見どころがなかった。むしろ街中がびっくりするほど静か。
日本の閑静な住宅街そっくり!そりゃ同盟組むわーって思った。偏見
食べ物は取り敢えずしょっぱい。こんなに塩入れる必要があるってくらいしょっぱい。
フランクフルト中央駅から道中スラヴ人家族と談話しながら空港へと向かった。
彼らはドイツに出稼ぎに来ていた。その家族に別れを告げて、空港の駅で降りた。
四日目 オーストリア・ハンガリー
ドイツからオーストリアまでは飛行機で移動。
オーストリア航空に乗った。機内はクラシックが流れていた。
オーストリアで滞在できた時間は30分あったかないか。オペラ座を見たり、オペラを聞けるトイレに行きたかったなー。
電車で移動しながらハンガリーへと向かう。
共産圏らしいアパートたち
ハンガリーには中世時代の都市風景が今でも残っている。実際着いて思ったのはここは30年前の上海にそっくりだった。
こういうの見ると思い出すものが多い。
到着してすぐドナウ川が見たいと思って駅から出た。
ブタペストの象徴的建造物、鎖橋
国会議事堂
思い出深いのはニュージーランドのビーハイブだが、この議事堂は内装が中世時代を残していてよかった。
こっちは宮殿。
街のセンター街には東アジアの企業が軒並み貫いていた。
おまけ
ハンガリー料理を食べてみて、味付けが日本の洋食に似ていた。
なんかの博物館
宿に着いてテレビを見ようとしたが点かない。とりあえずテレビの配線作業を行った。
世界遺産の博物館
五日目 フィンランド
当日氷点下で意識が遠のいたりして、薄着で行くところじゃないなと思った。
中央駅
海は凍っているし、ビールはキンキンに冷えてるはとにかく寒かった。
ただ北欧デザインはおしゃれでシンプルだけど機能的で非常に良かった。
フィン人の性格も内向的な人が多く日本人との親和性を感じた。
六日目 フランス
空港について最初に思ったことはここは様々な人種が一緒に働いていると思た。
イギリスやイタリアに比べていろいろな人種が混ざり合って仕事をしていた。
そして日本へ帰る。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。まさかこんなに長くなるとは思いませんでした・・・。
書いている途中からだらけだして適当になっていると思います。集中力の限界です。
許してください。
いろんな民族を回って国ごとにも民族ごとによって文化の違いを体感できました。
しかし、そこに暮らす人々は習慣は違えど、日々生きるために動いていることには変わらないということを感じ取りました。
地球の反対側でも同じように動いている。
改めて同じ人間だと思いました。
はい、おしまいです。
ここまで4000字か・・・。もうちょい真面目に書けば論文書けるんじゃね?